【5/14更新】2021年読書記録・おすすめ本『女王様の夜食カフェ マカン・マランふたたび』

アラフォー主婦が2021年に読んだ本をのせていきます。

小説・子育て・料理・健康の本が多いです。

2021年の読書感想・おすすめ本

目次

『女王様の夜食カフェ マカン・マランふたたび』古内一絵

あらすじ

病に倒れていたドラァッグクイーンのシャールが復活し、

いつものように常連がくつろげるお店に戻った「マカン・マラン」。
そこには、やはり様々な悩みを抱えた人たちが集ってきて?
〈擬態〉だけ得意になる、ランチ鬱の派遣社員へ「蒸しケーキのトライフル」。
夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントに「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」。
子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ「秋の夜長のトルコライス」。
そして親子のあり方に悩む柳田とシャール、それぞれの結論とともに食す「再生のうどん」。
共感&美味しさ満載、リピート間違いなしの1冊。

「皆、寂しくて、一生懸命。それで、いいじゃない」

『女王様の夜食カフェ マカン・マランふたたび』P209

『マカン・マラン』二作目。

今回のお話には、子どもの発育に悩むお母さんが出てくる。

うちの子もなかなかに難しい子で、
今は落ち着いているからいいけど、
昔は生活そのものが回らなくて。

神みたいなお医者さんに出会ってからは、
だいぶ救われたけど、遠いんだよね…予約もなかなかとれなくて…シャールさんみたいな声かけをしてくれる人が近所にいたら、
マカン・マランみたいな場所があったら良かったなあ…。

そんな事をしみじみ感じた一冊でした。

『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』古内一絵

あらすじ

元エリートサラリーマンにして、今はド派手なドラァグクイーンのシャール。
そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。そこで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。
早期退職者候補になった、仕事一筋の40代キャリア女性へは「春のキャセロール」を。
手料理を食べなくなった中学生男子には「金のお米パン」。
仕事に夢を見られない、20代のライターには「世界で一番女王なサラダ」。
そして、病を抱え、倒れてしまったシャールへ、彼女に助けられた人々が素材を持ち込み、想いを煮込めた「大晦日のアドベントスープ」。
じんわりほっくり、心があたたかくなる至極の4作品を召し上がれ!

どんなに色々なものが足りなくたって、
誰もが自分の人生の女王様よ。
あたしもそう。
もちろんあなただってそうよ。

『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』P186

本と私のタイミングってあると思うのです。

この「マカン・マラン」シリーズ、最初の発行が2015年。

書店員仲間からも評判がよく、
人気のあるシリーズ。

存在は知っていたけれど、発行された当時は育児が本当に大変で、
読書そのものができない状況でした。

ここ最近、ようやっと落ち着いて読書できるようになってきて、
本屋さんで見かけて読んでみました。

余裕のなかった頃だったら
きれいごとと思ってしまったかもしれない言葉も、
今は素直に頷けます。

あたたかい言葉。
あたたかい料理。
あたたかい人たち。

このタイミングで読めてよかったなあ、と思える本になりました。

『52ヘルツのクジラたち』2021年本屋大賞受賞作

あらすじ

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、

母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。

孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。

”わたしはまた、運命の出会いをした。
一度目は声を聴いてもらい、二度目は声を聴くのだ。
このふたつの出会いを、出会いから受けた喜びを、
今度こそ忘れてはならない。

『52ヘルツのクジラたち』P238

読むのが辛いというレビューも
多かったので少し構えてしまったのですが、
主人公が虐待されていた子どもと向き合う気持ちを強く持てていることに希望を感じました。

実際に救うのはたやすいことでは、ない。
それでも児童虐待について、作者の町田そのこさんが感じていることが、主人公をとおして伝わってきました。

虐待していた母親も、きっと声なき声をあげていたのだろうと思うので、そこが読了後に気になってしまいました。


『最高のアフタヌーンティーの作り方』

あらすじ

老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームへ異動した涼音。
夢にまで見た職場で初めて提出した企画書は、シェフ・パティシエの達也に却下される。
悩む涼音だが、お客様、先輩、そして達也の隠れた努力を垣間見ることで、
自分なりの「最高のアフタヌーンティー」企画を練り直し・・・。

人が生きていくのは苦しいもんだ。
だからこそ、甘いもんが必要なんだ

ー『最高のアフタヌーンティーの作り方』p171ー



どんな人にも、光と影がある。
目に見えているところからは分からない気持ちや、努力がある。

いや、目に見えているものだって、
自分で作り出した色眼鏡で別のものに見えているかもしれない。



人は、厳しく苦しい記憶の方が残りやすいと聞く。

美しく甘いもので満たされた贅沢な時間は、
そんな苦しい記憶の間にキラキラと輝いてくれる。

食べすぎは良くないのは分かっているけど、
時にはそんな時間があっていい。

幸せな記憶が増えますように…。

『マカン・マラン』に出てくるあの人(だよね…)に会えたのも嬉しかった!

『アンと青春』

あらすじ

前作『和菓子のアン』に続く第二弾。
アンちゃんがデパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めて八か月。
販売の仕事には慣れてきたけど、和菓子についてはまだまだ知らないことばかりだ。
でも、だからこそ学べることもたくさんある。
みつ屋の個性的な仲間に囲まれながら、つまづいたり悩んだりの成長の日々は輝きます。
今回もふんだんのあんことたっぷりの謎をご用意。
待ちに待ったシリーズ第二弾!

高校卒業後、進学も就職もせずに、なんとなくデパ地下の和菓子屋で働きだしたアンちゃんこと、梅本杏子。
ちょっとしたミステリーな展開のお仕事小説。
1作目では和菓子や接客の魅力に気がついていくアンちゃんでしたが、
今作では慣れてきたからこその悩みも・・・。

店長や正社員の乙女男子・立花さん、
バイト歴のながい桜井さんと自分を比べてしまうアンちゃんに、桜井さんが言ったのは

なんか不安なのは、みんな一緒。私も店長も、乙女も。
でも店長と乙女は社会人で、接客のプロ。
だからちょっと先をいってる。でも私たちが劣ってるわけじゃない。
追いついていないだけ。

ー『アンと青春』p129-

私も接客業が長かっただけに、「わかるわかる」と何度も首をたてにブンブンふりました。
その仕事にかけた時間や知っている知識があるというのは、
他に目を向ける余裕があるということ。

レジの使い方が分からなければ、
まず操作を覚えるので、いっぱいいっぱいですよね^^;

もちろん、それだけじゃなくて、仕事への適性というのもあります。

書店員だったら、お客さまの求めている本を
すばやく探し出すとか
レジでの接客の時の対応の柔軟さとか。

アンちゃんは接客でのとても大事なことを自然にできると
乙女な立花さんに言われていました。
私もそう思いました^^

新年度、新しいお仕事につかれる方もいらっしゃると思います。
焦らずにゆっくり進んでいってほしいなと思います。



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