『子どもを読書好きにするために親ができること』(読書感想記録)

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こんにちは。ゆいです。

今日の読書感想記録は、こちら。
『子どもを読書好きにするために親ができること』です。

『子どもを読書好きにするために親ができること』

目次

内容・著者紹介

筑附小国語教師が説く「小学生は本で育つ」

読書指導の研究に力を入れている
筑波大学附属小学校現役国語教師が、
「小学生は本で育つ」ということを、あますことなく語る。

Amazon内容紹介より

著者・白坂洋一さん

筑波大学附属小学校国語科教諭。
1977年鹿児島県生まれ。
鹿児島県公立小学校教諭を経て、2016年より現職。
学校図書国語教科書編集委員。

読書が子どもに必要な理由

「読書が子どもにいい」と言うことはよく言われています。
ではなぜこの読書が子どものためになるのか?
このことについて、著者は教師という立場から答えています。

今後の学校教育では、従来のような知識・技能だけでなく、
それらをいかに使いこなせるかという資質・能力に重きが置かれていきます。
目の前にある問題をいかに解決していくかという
「問題解決力」を育むだけでなく、これからは自分たちで課題を見つけ出し、
それに対する解を自分たちで導き出そうとする設定する力、
つまり「課題設定力」が求められていくでしょう。

『子どもを読書好きにするために親ができること』p26

この能力を身につけるために最適なのが「読書」だと著者は言います。

読書によって課題設定力を養うには、
本を読むなかで生まれてくる「?(問い)」や
「!(願い)」を大切にしながら読み進められるようになると良いとの事。
低学年・中学年・高学年と分けて細かいポイントを説明してくださっています。

また、「子供が本に触れる機会をまず親が作ること」や
「読み聞かせを始めるのは早いほどいい」ということについても書かれており、
さまざまな参考になるポイントがありました。

子どもを読書好きにするために親ができること

では、子どもを読書好きにするために親ができることは何でしょうか。
著者はいくつかのポイントをあげています。

・時には子供に読み聞かせをしてもらう
・時間が無ければ「スキ読」をする
・子供専用の本棚を作って興味を持たせる
・本の選択を子どもにまかせる
・親からのプレゼントを本にする

などを、ポイントとして挙げています。
我が家でも、同じようにして読み聞かせを楽しんでいます。

例えば、
・音読の宿題をやる気がない時は、もっと簡単な絵本の音読に変えて、
子どもに読んでもらう
・自分がご飯を早く食べ終わった時などに1冊読む。
・入浴中に読み聞かせ
・本棚に好きな絵本を並べてもらう
・本屋さんで購入する本は好きなものを
・誕生日プレゼントに本を贈る

といった感じです。
絵本って楽しいね~!という空気を共有したいので、
無理強いはしていません。

お仕事があるとなかなか難しいかもしれませんが、
週に1回、2回から試してみるといいかもしれないです。
続けることが大事かなと思いました。

魔法の言葉「だったら」がジャンルを広げる

子供に読書の習慣が少しずつついてきたら、
次に考えてほしいのか読む本のジャンルの幅を少しずつ広げることだと、著者は言います。

ただ急かしてしまうと、無理強いさせられたような気がして
読書そのものに興味を失ってしまうかなとも思いますが・・・。

ジャンルの幅を広げてあげたい、読み広げをさせたいと思っとき、
私は意識して「だったら」という言葉を使います。

『子どもを読書好きにするために親ができること』p114

「だったら」というのは、相手の考えを認めた上で、
こちらから何かを提案するときに使う言葉です。
否定語ではないので、子どもも嫌な気持ちにはなりません、と著者は言います。

確かに・・・「ミステリーが好きなんだね!だったらこの本はどう?」みたいな
提案をすると、子どもも興味を持ってくれそうです。

そうやって少しずつ、本のジャンルの幅が広がっていけば素敵だなと思いました。

学年別おすすめブックリスト101冊

巻末には、学年別おすすめのブックリストが掲載されています。
低学年・中学年・高学年に分かれているので、
それぞれから少しずつご紹介したいと思います。

低学年(1・2年生)

中学年(3・4年生)

著:ラッセル・E. エリクソン, イラスト:ローレンス・ディ フィオリ, 原著:Russell E. Erickson, 原著:Lawrence Di Fiori, 翻訳:佐藤 凉子

高学年(5・6年生)

まとめ

子供が読書を継続して習慣化し、楽しみの一つとするには、
やはり親の継続したサポートは、ある程度必要なんだなと感じました。

ただ・・・仕事などで毎日忙しく、
なかなか時間が取れないというのは
私も含め、共通の切実な悩みだと思います。

一番大事なことは、毎日少しずつでもいいから続けていくことかなと思います。
読み聞かせができない日があってもよし。
「この本面白そうだから、日曜日に図書館に行って借りてみよう」とか、
「私は今日こんな本を読んだよ」とか、
本についての話題を少しでもできれば、いいんじゃないかと思いました。

もちろん、読解力や「課題設定力」がつけば、
それはうれしいのです。
でもまずは、読書そのものを楽しみたいなと感じました。

以上、『子どもを読書好きにするために親ができること』の
読書感想記録でした。

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