0歳0ヶ月からの絵本。
次男と一緒にねころんで、休みながら楽しんでいました。
『しましまぐるぐる』の おはなし
「しましましま こんにちは」
「ぐるぐるぐる こんにちは ぐるるるるるるるるるる」
「しましましま しましますいすい」とお魚がおよいだり、
「ぐるぐるぐる にょろにょろ ぐるぐる」とヘビが丸まってたり。
太い線やあざやかな色で描かれた、赤ちゃんがさいしょに出会う絵本。
かわいらしくて、ホッとする絵です。
「ぐるぐるぐる あ~たのし」で、おしまい。
で、どんなおはなしなの?オチは?
そういうのは、ないんです。
赤ちゃん絵本といわれるものは、ほとんどがストーリーのないもの。
どっちかっていうと、「音」を楽しみます。
んんん・・・多分、大人のほうが「読み方が分からない」「反応もなさそうだし、つまんない」って思ってあきちゃうだろうなあ。
私も最初はどうやって読んだらよいのか、まったく分かりませんでした。
こどもポイント
この絵本は、帯に「0ヶ月からのえほん」と書いてあったように思います。
(帯がないので正確ではないですが・・・)
生まれてすぐの赤ちゃんの視力は0.01~0.02。
まだぼんやりとしか見えていませんが
白と黒、のようなコントラストは分かります。
それと赤も見分けがつくようなので、この絵本のようなはっきりとした太い線や色の
ものを
顔から20~30cmくらいのところで読んであげるといいです。
「ん?これなあに?」って思ってもらえるといいなあと思いながら、
次男とっくんと読んでいました。
とっくんは今2歳3ヶ月ですが、「ぐるぐる~」と言いながら
指でなぞって遊んだりしています。
最初はぼんやりとしか見えていなかったものが、だんだん形がはっきりしてきて
それがとっても楽しいものだったら・・・
じわじわっとでいいので、「絵本ってたのしい」という気持ちをもってもらえたな。
おとなポイント 読み聞かせのコツ
この絵本にかぎらず、「赤ちゃんえほん」とよばれるものは、
たいてい大人からしたら「???どうやって読めばいいのー?」って
ちょっと困るものです。
赤ちゃんも、目に見えて分かるようなはっきりした反応をしないことが多いしね。
なので、「知育」とか「心をそだてる」とか、はりきってやっちゃうと疲れます。
私は、こういう絵本は「読み聞かせる」というよりも、
「一緒にみる」でいいと思います。
ごろんと一緒にねころんで、あかちゃんのふわふわした髪の毛やぷくぷくのほっぺ、
柔らかい手足をさわったりしながら、お母さんやお父さんも体を休ませながら見るのがおススメです。
新生児から3か月ころまでは、大人も寝不足でフラフラな日がつづきます。
それでも赤ちゃんのお世話や家事、仕事をがんばる、お母さんお父さん。
ほんと、お疲れさま。
絵本を一緒に楽しむのだって、りっぱなお世話です。
堂々と一緒に寝ころんで体を休めながら読んでください。
読むというよりは、一緒に「見る」感じで。
いろんなことをアレコレ考えずに、赤ちゃんと一緒にいられる幸せを感じてみてくださいね☆
注意)絵本の写真画像は、出版社さんの許可をもらって掲載しています。
転載等、一切おことわりいたします。