いよいよ12月!!
長男が大好きな、間瀬なおかたさんの絵本。
次男も最近よく読むようになってきました。
クリスマスの時期に読みたい1冊。
『バスで おでかけ』の おはなし
雪がいまにもふってきそうな、寒い日。
おとうさんが「バスに乗ってお出かけするよ」と子どもたちに声をかけました。
バスがやってきます。
ブロロン ブルン ブルブルブー
バスは小川にかかる橋をこえて、畑のみちを走っていきます。
バスがスケート場の前につきました。
「いいなあ~ スケートやりたい!」
でもお父さんはおりません。ブロロン ブロロン バスは出発。
動物園の前につきました。
「動物をみたいよー」 またもや、お父さんはおりようとしません。
港の前も、遊園地の前も、お父さんはおりません。
いったいどこまで行くのでしょう・・・
こどもポイント
バスがいろんな所をとおって走っていく。
ただそれだけなのですが、ゆうくんや とっくんに絶大な人気をほこる、この絵本。
畑の様子や街並み、港のふね。
走っている車の中には、トラックやタンクローリーなんかの働く車もたくさん出てきて
いつも自分が見ている景色とかさなるのだろうなあと思います。
次男は今、はたらく車が大好きなので「あ!トラック!」「これは?」と指さしながら
車のチェックも毎回しています。
おとなポイント 楽しむツボ
間瀬なおかたさんの絵本は、ていねいに描かれたふだんの乗り物えほん、という感じがします。
(私の勝手なイメージ・・・)
この絵本もそうですが、パン屋さんがあって本屋さんがあって。
デパートのウインドウをのぞいている親子づれ、雪かきをしている人。
走っている車にはトラックや救急車、高速バスが描かれていて、
ちゃんと電車も走っていて。
ふだんの子どもたちの日常の風景と変わらないような気がします。
乗り物絵本なので、いろんな乗り物が出てきますが、バスだけではなく船や電車も違和感なく出てくるのがうれしいところ。
ページをめくるたびに、とっくんが目をキラキラさせているのがよーくわかります。
また、走っている車も単に走っているだけではなく、雪の日なのでスリップしてしまっていて
そこに救急車が来ていたり、少しはなれた所には現場に向かうパトカーがいたりと、
走る車のそれぞれに物語があるような気がしました。
間瀬さんの本は、少しですがしかけ絵本のような細工がしてあるものが多いです。
この絵本も、最後にちょっとしたしかけがあって楽しいですよ。
これからの季節にぴったり。
毎日楽しんでいる絵本です。