【2022/10/17更新】佐原ひかりさん全作品一覧(新作、感想を随時追加しています)

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佐原ひかりさんの紹介

1992年、兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒。
2017年、第190回コバルト短編小説新人賞を受賞。
2019年、第2回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞、
『ブラザーズ・ブラジャー』で一躍注目を集める。
(出典:版元ドットコム)

2022年『人間みたいに生きている』

食べることそのものに嫌悪を覚えている女子高生・三橋唯。
「食べること」と「人のつながり」はあまりに分かちがたく、
孤独に自分を否定するしかなかった唯が初めて居場所を見つけたのは、
食べ物の匂いがしない「吸血鬼の館」だった──。

ひとこと感想

食べる事への嫌悪感がある主人公・三橋唯。
食べ物を他の生き物の死骸と強く感じ、
無理して食べて吐いてしまう日々。
食べられないことそのものよりも、
少数派の理解されなさが胸をついた作品でした。

テンポよく読みやすく、特に後半の唯の気持ちの
揺れ動きの描写がとても良かったです。

おすすめ度 ★★★★☆

2022年『ペーパー・リリイ』

野中杏、17歳、結婚詐欺師の叔父に育てられている高校2年生。
夏休みの朝、叔父に300万円をだまし取られた女性キヨエが家にやって来た。
キヨエに返してやりたい、人生を変える何かをしてあげたい。
だってあたしは「詐欺師のこども」だから。
家から500万円を持ち出し、杏はキヨエと一週間限定の旅に出る。
目指すは幻の百合!

2021年『ブラザーズ・ブラジャー』

父の再婚で新しい母・瞳子さんと弟・晴彦と暮らすことになった、高校一年生のちぐさ。
ある日、晴彦がブラジャーを着けているところに遭遇する。
「ファッション! ふつうにおしゃれでやってるんだよ! 」
「うそ! いったいブラのどこがおしゃれだっていうのよ」
「どこって……。デザインとか、形とか、おしゃれじゃん……。刺繍だって、すげえし……」
戸惑いながらも晴彦を「理解」しようとするちぐさだったが、ある言葉で傷つけてしまい――。

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