親が「これ」をするだけで、子どもの学力は上がる、らしい。【読書感想】

『親が「これ」をするだけで、子どもの学力は上がる』

「これ」とは、ずばり「読書」です。『伸びる子どもは○○がすごい』『病的に自分が好きな人』などの著書がある、榎本博明さんの新刊を読みました。そのレビューです。

目次

「本を読むとためになる」と言われて、喜んで読む子はいない

プロローグの冒頭から、なかなか耳の痛い言葉です。
でも、確かに「ためになる」と言われても、継続していくのは難しいです。
大人でも、「ダイエットが体にいい」と言われて始めても、
そのうちに「今日くらいはいいか」と甘いものを食べたり、
階段を使わずにエスカレーターを使ったりしてしまうでしょう?
それと同じことです、と著者の榎本博明さんは言います。

「こうするといい」と頭ではわかっても、
心から納得していなければ、本気で取り組むところまでいきません。

『親が「これ」をするだけで、子どもの学力は上がる』P4

私だって、どうして読書がためになるのか?と聞かれても
「・・・なんとなく?」とか「・・・多分、読解力が上がる?」とか
そんな感じでしか考えていないような気がします^^;

読書がもたらしてくれるもの

読書には、様々な効用があると、著者は言います。
・気持ちが通じる「友だち」ができる
・「現実には出会えないような人」に出会える
・さまざまな視点が手に入る
・「未知の自分」を発見できる
・束の間の現実逃避がある子は強くなれる

などなど。
テレビや動画でも、いろんな情報は手に入りますが、
なんとなく眺めていることも多いので
読書とはまた違った体験だなあと思います。

経済力による学力格差は乗り越えられる

以前から、裕福な家庭の子どもは質の高い教育を受ける機会に恵まれ、
有利な学歴を手に入れ、高収入を得るようになる確率が高いのでは
と言われてきました。
でも、読書はその状況を乗り越える力になるそう。

それは、「読書」によって学力の基礎となる「語彙力・読解力」が
高まるから。
「子どもの頃から現在までの総読書量が、文章理解力と関係している」という
言語学者の澤﨑宏一さんの調査研究の結果を紹介し、
「高校時代や大学時代の読書量より、小中学校時代の読書量の方が、
大学生になったときの単文の読解力に強く関係していることがわかった」と
しています。

また、
・本の読み聞かせを始める時期は早いほどいい
・読書で「思考の手段」が手に入る
・自分の気持ちや考えを整理できる

ということにも触れています。

個人的には、読書だけでなく、親子でどういう会話をしているか、
というのも大事かなと考えています。

旬の野菜や果物、天気、選挙・・・いろんな日常のことを
声に出してみて、そこから話を広げるのはとても楽しいです^^

子どもは親の「言うようになる」のでなく、「しているようになる」

日頃から、親が本に没頭したり、楽しそうに本を読んだりしているのを

身近に見ていれば、子どもは「本ってそんなに夢中になるほど面白いのか」

「なんか、本って面白そう」と思い、本に興味をもつはずです。

『親が「これ」をするだけで、子どもの学力は上がる』P131

確かに、我が家は夫も私も読書が大好き。
ご飯の支度をしながら、洗濯物をたたみながら、
しょっちゅう本を読んでいます。

それとは対照的に、私はスポーツに全然関心がありません。
水泳の大会をテレビでやっていると、
「水がいっぱいで気持ちよさそう」と思うだけだし、
サッカーやラグビーは未だにルールが理解できません・・・^^;

だからでしょう、子どもたちも、スポーツには興味を示さないことが多いです。
あまり機会がないからだろうな・・・

読書も同じことなのかなと思います。
本を読めといわれたから読むようになるというわけではなく、
親が日ごろから読んでいるから、子どもも読むようになるのですね。

子どもが本を読みたくなる環境を作る

子どもの読書推進の一つとして、
いろんな学校で、朝読書が行われています。
長男の学校も、毎日15分の朝読書があります。
そこで本を読む楽しみを見つけていくこともあるということで、
朝読書の歴史などが詳しく紹介されています。

また、著者がすすめているのが、「家読(うちどく)」。
・家族で同じ本を読もう
・読んだ本で話そう
・感想ノートを作ろう
・自分のペースで読もう
・家庭文庫をつくろう

この家読は、子どもたちの意見やアイデアが盛り込まれているそうです。
「最近の大人たちは本を読まない」
「携帯電話ばかり触っている」ということで、
大人も巻き込む家読のやり方を話しあう中で出てきたアイデア。
なるほどな~!と感心しました。

ただ、感想ノートは我が家にはハードルが高そう。
各家庭に合った形に、柔軟にかえていくといいですね^^

まとめ

親が読書好きになるのが、子どもも読書好きになる秘訣なんですね。

古典を読んで「読書の質」を高める、という事も書かれており、
古典かあ・・・と最初は難しく感じましたが、
自分自身の読書の幅を広げて、もっと広い世界を見ることができるんだなあ、
と思うと、ワクワクしてきました。
学力上がるかは分かりませんが(笑)
早速何冊か購入したので、読んでみます!

ゆいの評価

【読みやすさ  ★★★☆☆】
【実践しやすさ ★★★☆☆】
【満足度    ★★★☆☆】
【総合評価   ★★★☆☆】

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