どこまでも優しい、おやすみなさいの絵本『すやすや おやすみ』【0歳~】No.56

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こんにちは。

今日の絵本は、なんと7年の歳月をかけて完成したこちらの絵本です。

『すやすや おやすみ』
石津ちひろ 文/酒井駒子 絵
福音館書店 2017/12/1

 

目次

『すやすや おやすみ』あらすじ

ちょうちょさんが ひらひら飛んでる

お花にとまって

すやすや おやすみ

 

みゃーみゃー鳴いてる 子ねこさんは

まあるくなって

すやすや おやすみ

 

ころころ ころがる りんごも

あなたが遊んだ汽車のおもちゃも

そして あなたも

 

みんな みんな

すやすや おやすみ

 

著者紹介

[su_box title=”石津ちひろ” style=”soft” box_color=”#fcf2e3″ title_color=”#243321″]1953年、愛媛県生まれ。絵本作家、翻訳家。 主な作品に、『くだものだもの』(福音館書店)『あしたうちにねこがくるの』(絵・ささめやさき、講談社)、翻訳作品に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)など、たくさんあります。
    [/su_box]

 

[su_box title=”酒井駒子” style=”soft” box_color=”#fcf2e3″ title_color=”#243321″]1966年、兵庫県生まれ。絵本作家。 主な作品に『こりゃ まてまて』(文・中脇初枝 福音館書店)『よるくま』(文・LEE 偕成社)『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)など、他にもたくさんあります。
   [/su_box]

 

関連リンク
出版社さんのページ

 

『すやすや おやすみ』みどころ

この絵本、文を石津ちひろさん、絵を酒井駒子さんが担当されています。

石津ちひろさんが文を書き上げたのは、7年前。

とてもお忙しい酒井駒子さんの絵の完成を、[keikou]7年間[/keikou]待っていたという絵本です。

 

ひらひら飛んでるちょうちょさんが
お花にとまって一休み。

鳴いてる子ねこちゃんも、
まあるくなって、おやすみ。

かったん こっとんと鳴っていた汽車も。

 

走るのやめて、すやすやねむる。

 

最初に動いてるページがあって、ページをめくると休んでいる絵。

ていねいに、ていねいに描かれた絵だなと感じました。

この、『こどものとも』シリーズには、どれも「絵本のたのしみ」という小冊子がついています。

その中で石津ちひろさんは、このように書いています。

完成した『すやすや おやすみ』をながめながら、私はまるで父親のそばで眠っていたころのような
幸福感にひたっています。

なぜなら・・・息をのむような深い味わいと神々しさをたたえた、酒井駒子さんの絵は、
私たちを夢のような別世界へと連れて行ってくれるからです。
愛情に満ちあふれた絵から伝わってくる、蝶の羽音や子ねこの鳴き声に耳を澄ませ、
りんごの匂いや汽車の(木の)香りにうっとりするうちに、いつしか絵本の中に引き込まれていることに
気づくのです。

-「絵本のたのしみ」より、抜粋-

酒井駒子さんのうっとりする絵に、シンプルですがリズムよく、ていねいにまとめられた文章が
ぴったりとはまっている素晴らしい絵本です。

月刊誌のため、現在は書店にはほとんど在庫がないと思いますが、
福音館書店さんに在庫があれば書店でお取り寄せ注文できます。
1日の終わりにそっと安心できる絵本をぜひ読んでみてくださいね。

余談ですが・・・
0歳~3歳くらいの時期に楽しめる「おやすみなさい」の絵本には、こんなものがあります。

どれも、うちの子に人気です。
特に『おやすみなさい コッコさん』は、コッコさんを子どもの名前に変えて読むと大喜び。
でも、喜びすぎて逆に目が覚めてしまうことも、しばしばです・・・笑

1日の終わり、眠る前だけ「今日は怒っちゃってごめんね」と言うのではなく、
昼間にいかに質の高い、良い時間をすごせるか。
イライラせずに過ごすにはどうしたら良いか。
そのことをいつも考えながら、毎日すごしています。
(でも、今日は本当に久しぶりにイライラキーキーしてしまい・・・反省です・・・)
『すやすや おやすみ』を読んで、私も眠ることにします・・・
おやすみなさい・・・

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