こんにちは。
今日の絵本は、なんと7年の歳月をかけて完成したこちらの絵本です。
『すやすや おやすみ』
石津ちひろ 文/酒井駒子 絵
福音館書店 2017/12/1
『すやすや おやすみ』あらすじ
ちょうちょさんが ひらひら飛んでる
あ
お花にとまって
すやすや おやすみ
みゃーみゃー鳴いてる 子ねこさんは
まあるくなって
すやすや おやすみ
ころころ ころがる りんごも
あなたが遊んだ汽車のおもちゃも
そして あなたも
みんな みんな
すやすや おやすみ
著者紹介
[su_box title=”石津ちひろ” style=”soft” box_color=”#fcf2e3″ title_color=”#243321″]1953年、愛媛県生まれ。絵本作家、翻訳家。 主な作品に、『くだものだもの』(福音館書店)『あしたうちにねこがくるの』(絵・ささめやさき、講談社)、翻訳作品に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)など、たくさんあります。
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[su_box title=”酒井駒子” style=”soft” box_color=”#fcf2e3″ title_color=”#243321″]1966年、兵庫県生まれ。絵本作家。 主な作品に『こりゃ まてまて』(文・中脇初枝 福音館書店)『よるくま』(文・LEE 偕成社)『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)など、他にもたくさんあります。
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関連リンク
出版社さんのページ
『すやすや おやすみ』みどころ
この絵本、文を石津ちひろさん、絵を酒井駒子さんが担当されています。
石津ちひろさんが文を書き上げたのは、7年前。
とてもお忙しい酒井駒子さんの絵の完成を、[keikou]7年間[/keikou]待っていたという絵本です。
ひらひら飛んでるちょうちょさんが
お花にとまって一休み。
鳴いてる子ねこちゃんも、
まあるくなって、おやすみ。
かったん こっとんと鳴っていた汽車も。
走るのやめて、すやすやねむる。
最初に動いてるページがあって、ページをめくると休んでいる絵。
ていねいに、ていねいに描かれた絵だなと感じました。
この、『こどものとも』シリーズには、どれも「絵本のたのしみ」という小冊子がついています。
その中で石津ちひろさんは、このように書いています。
完成した『すやすや おやすみ』をながめながら、私はまるで父親のそばで眠っていたころのような
幸福感にひたっています。なぜなら・・・息をのむような深い味わいと神々しさをたたえた、酒井駒子さんの絵は、
私たちを夢のような別世界へと連れて行ってくれるからです。
愛情に満ちあふれた絵から伝わってくる、蝶の羽音や子ねこの鳴き声に耳を澄ませ、
りんごの匂いや汽車の(木の)香りにうっとりするうちに、いつしか絵本の中に引き込まれていることに
気づくのです。-「絵本のたのしみ」より、抜粋-
酒井駒子さんのうっとりする絵に、シンプルですがリズムよく、ていねいにまとめられた文章が
ぴったりとはまっている素晴らしい絵本です。
月刊誌のため、現在は書店にはほとんど在庫がないと思いますが、
福音館書店さんに在庫があれば書店でお取り寄せ注文できます。
1日の終わりにそっと安心できる絵本をぜひ読んでみてくださいね。
余談ですが・・・
0歳~3歳くらいの時期に楽しめる「おやすみなさい」の絵本には、こんなものがあります。
どれも、うちの子に人気です。
特に『おやすみなさい コッコさん』は、コッコさんを子どもの名前に変えて読むと大喜び。
でも、喜びすぎて逆に目が覚めてしまうことも、しばしばです・・・笑
1日の終わり、眠る前だけ「今日は怒っちゃってごめんね」と言うのではなく、
昼間にいかに質の高い、良い時間をすごせるか。
イライラせずに過ごすにはどうしたら良いか。
そのことをいつも考えながら、毎日すごしています。
(でも、今日は本当に久しぶりにイライラキーキーしてしまい・・・反省です・・・)
『すやすや おやすみ』を読んで、私も眠ることにします・・・
おやすみなさい・・・