【低学年おすすめ本】『おでんおんせんにいく』のあらすじ・感想

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お父さんの「さつまあげ」さん、
お母さんの「たまご」さん、
一人息子の「ばくだん」くん。

三人が「おでんしゃ」に乗って出かける先は、
「おでんわ」で予約したおんせんランド。

楽しい一泊旅行のはじまりです!

目次

『おでんおんせんへいく』のあらすじ

お父さん「さつまあげ」さんの提案で、
おんせんランド一泊旅行へ出かけることになった家族三人。

駅で待っていると、おんせんランド行きの「おでんしゃ」がやってきました。
となりには「がんもどき」の家族。
その向こうには「ちくわ」の家族も乗っています。

「おんせんランドえき」に着くと、たくさんの人でごった返しています。

三人は早速おんせんランドへ。
泊まる部屋は「ねりのま」。

部屋で浴衣に着替えると、さっそく温泉へ。
階段ですれ違った「おもち」は、
温泉のお湯でとろけそうになっています。

三人が最初に向かったのは「おしるこのゆ」。
真っ黒でどろどろのお湯は、あまいいい匂いがしています。
お餅たちがゆっくりとつかっている隣では、
春菊が必死になってシャワーをかけています。
体のすみずみに、あんこが入り込んでしまったようです。

「さつまあげ」さん一家も、少しだけ「おしるこのゆ」に
つかってみましたが、お母さんの「たまご」には不評で、
すぐ別のお湯へと移動することになりました。

その他には「チーズフォンデュのゆ」、
「クリームシチューのゆ」
「ゆどうふのゆ」
「よせなべのゆ」
「ちゃんこのゆ」
「ラーメンのゆ」などなど
たくさんの温泉がありますが、
やはり「おでんのゆ」が最高でしょうか・・・。

感想・みどころ

なんといっても、おでんが主役というのが珍しくて興味をひきます。

寒い冬の時期なんて、話題としてもぴったりです!
おでんを食べた夜の読み聞かせにしてもいいですね。

そして、この本の面白いところは、
おでんたちが絶妙な「おでんだじゃれ」を言うところ。

冒頭から、電車のことは「おでんしゃ」、
電話は「おでんわ」。

偶然出会った知り合いの「まきもの3兄弟」は、
「よ、ばくだん。こんぶにちくわ」なんて言って、
「それをいうなら『こんにちは』だろ?」と訂正されてしまいます。

それに対して「どうも おでんなさい」・・・ごめんなさいってこと?笑

こういう言葉遊び、子どもたち大好きですよね^^

いろんな温泉につかっているのも
「私だったらこんな温泉に入ってみたいなあ・・・」なんて
想像できて楽しかったです^^

58ページとそれほど長くもないので、
15分くらいで読み聞かせできます。
各ページに挿絵が入り、字も大きめですので、
一人読みにもぴったりです。

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