ゾロリばかり読む少年のその後。ゾロリ以外に読んでいた本も紹介します♪

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子どもに大人気!
一部の大人は子どもに読ませたくない・・・と
子どもと大人では評価の分かれる児童書の代表、かいけつゾロリ。
ゾロリばかり読んで、次に読むものがない・・・とか、
字の多い本を読めなくなるのでは・・・という意見も
時々見かけます。

ゆい

最新刊は12月7日発売!
72作目になりました!


我が家の長男も、ゾロリが大好きでした。
(小2次男は現在進行形で大好き!)
幼児期から小学生低学年まで、ゾロリにはまっていた長男が
中学生となった今、どんな本を読んでいるのか。
ゾロリから他の本へと興味を広げていった過程を
ご紹介したいと思います^^

目次

現在中学2年生のお気に入り本

2022年現在、中学二年生の長男。
一番好きなのは、科学的トリックのつまった東野圭吾さんの
「ガリレオ」シリーズです。

最近話題の相沢沙呼さんの『medium(メディウム)』、
綾辻行人さんの『十角館の殺人』など、
他のミステリー本もよく読みますが、
「ガリレオシリーズが一番面白い!」とのこと。

音楽をすばらしい文章で表現した直木賞受賞作、
『蜜蜂と遠雷』も夢中で読んでいました。

著:小川洋子 出版社:新潮社 291ページ

美しい数学の世界を美しい文章で堪能できる、『博士の愛した数式』。
数学、楽しい!とのこと。

著:ジェフリー S ローゼンタール, 翻訳:柴田 裕之, 監修:石田 基広

最近は、ノンフィクションの本もよく読んでいます。

他にも、百田尚樹さんや原田マハさん、西条奈加さんも
お気に入りです。
海外作品だと、トルストイの短編やルパン、
アガサクリスティーを読んでいます。

読書の幅を広げていったポイント5つ

読書好き中学生になった長男ですが、
絵本から児童書、ヤングアダルト、そして大人の読む本へと
移っていくにあたって、
我が家なりのポイントがあった気がします。

1.様々なジャンルの本を手元に置いておく

我が家の本棚には、様々なジャンル・レベルの本があります。
マンガもたくさんあります。
読んでも良いし、読まなくてもいい。
そんな感覚でいろんな本が置いてあります。
ファンタジーもあれば虫系の物語もあり、
伝記もあればゾロリのようなシリーズものも。
岩波少年文庫も、つばさ文庫もありますし、どんな本を読んでもオッケーです。
興味が出た時に本があれば手にとるかもな、と思い、
おいています。
それは長男が小さいころから変わっていません。

本っていろんなものがある、
いろんな本を自由に読めて楽しい!と
思ってもらえればいいな・・・。
と考えて本を並べていました。

2.絵本も楽しむ


「もっと字がたくさんある本を読んで」
「もう絵本は卒業ね!」という会話を、
絵本売り場などで聞くことがあります。

我が家では、絵本、中学生になった今でも時々読んで、楽しんでいます。
ゾロリなどの児童書が楽しめるようになっても、
絵本は絵本で面白いんですよね!
児童書を読んだり絵本を読んだりしているうちに、
「もっと読みたい!」という気持ちになれば
字の多いものも読むようになるのかなと思います^^
だから、あんまり焦らなくても大丈夫かなーと
絵本も楽しんでいました。

3.読みたい本を否定しない

我が家では読書は趣味の一つと考えているので、
親が「この本を読ませたい・読ませなければいけない」
ということはありません。

人の趣味にケチつけてる気分になるので、
子どもが読みたい本がある場合に、
その本に対して大人目線の評価もしないです。

ゾロリを読んでも読まなくても、
読書が好きな子は他の本も読むようになるかもしれないし、
読書以外のもっと夢中になれる趣味が見つかるかも。
それはそれでとても素敵なことだと思います^^

4.大人も本を楽しむ

私は本が大好きです。
読むのも好きですし、本のある空間が大好きです。
夫も読書が大好きです。
だから、しょっちゅう本を読んでいます。

私が年間100冊~150冊。
そのうち小説・エッセイが8割くらい。

夫は100冊くらい?
小説も読みますが、専門書も多いです。

それぞれにいろんな本を楽しんでいます。

また、ゾロリもそうですが他の児童書の読み聞かせも
よくしています。

今は『おおどろぼうホッツェンプロッツ』シリーズ。
私も読んでいてとても楽しいです♪

5.一緒に本屋さんや図書館に行く

本屋さんや図書館に一緒に行くと、
「世の中にはこんなにたくさんの本があるんだ!」と
いうことが分かります。
我が家でも本屋さんには月に1~2回、
図書館は月に2~3回行きます。
(子どもたちが小さかったころは、
もっと行っていました)

特に買いたいものを決めていなくても、
行けばいろんな本が目につきます。

ネットでも本は買えるのですが、
絵本や児童書は実物を見て買うほうが、
その本の持つ雰囲気などが分かりやすいように思います。

今では、長男も気になる本を自分で見つけて買ったり借りたりして、読むようになりました。

小学校低学年・高学年で読んでいた本

ここから、長男がどのように読書を楽しんでいたか、
愛読書を紹介していきます。

低学年(1~3年)

小学校低学年(1~3年)では、
2年の前半まではとにかく絵本とゾロリに夢中でした。
当時、夜の読み聞かせは平日は3冊と決めていたのですが、
ゾロリ3冊持ってくるので1時間かかることも・・・

一人読みはしようと思えばできたのですが、
「自分で読むのはものすごく疲れる」ということで、
読んでほしかったみたいです。

ゾロリの他に『忍者サノスケじいさん』シリーズや『落第忍者乱太郎』シリーズも
よく読んでいました。
そうそう。『ほねほねザウルス』シリーズや『ようかいとりものちょう』シリーズもお気に入りでした。
どれも絵が豊富で絵本より少しだけ字が多い印象です。

長男が一人読みではまったのが、
『オズの魔法使い』シリーズ。
『オズの魔法使い』は何作もあり、どのお話もオズの国や周辺の国が舞台となっています。
小2の冬休みに、短編集となっている15巻だけ手始めに一緒に読んだところ、
とても気に入り、2週間で15巻全巻を一人で読み切りました。

このオズシリーズは、ゾロリよりも字がかなり多く、絵は少ないです。
ページ数も200ページ以上あります。
読みたいものがあれば自分で読むんだなあ~と思った
最初の本でした。

『オズ』シリーズにはまった1年後の、小3の冬には、
『南総里見八犬伝』シリーズにはまりました。
きっかけは忘れたのですが、
最初に少し読み聞かせして「ちょっとグロテスク?」と
思ったのを覚えています。
私は苦手だったのでその後読まなかったのですが、
長男はとても気に入り、一気読みでした。

著:オトフリート=プロイスラー, イラスト:トリップ, 翻訳:中村 浩三

今、長男次男に読み聞かせしている『おおどろぼうホッツェンプロッツ』シリーズですが、
長男は小3頃から読んでいました。
ちょっと不思議な言葉あそびや、奇想天外な展開がいいのでしょうか。
男の子には特に人気があるのかもしれないです。

そのほか、『長くつしたのピッピ』や『ドリトル先生』シリーズも
読んでいたんじゃないかな。
『オズの魔法使い』をきっかけとして、
長い物語を読むようになっていきました。

高学年(4~6年)

小学校高学年(4~6年)は、
ファンタジーを中心に長いお話も読むし、
漫画も少しずつ楽しむように。
この時期は児童書からヤングアダルトへの移行期だったように
思います。
つばさ文庫も気に入って読むようになりました。

今でも大好きな『ジュニア空想科学読本』シリーズ。
「タケコプターが本当にあったら、空を飛べるのか?」など
アニメや漫画・ゲームからの素朴な疑問に
科学的に答えようという試みの本。
現在小2の次男もはまって読んでいます。

なんとなく「これ面白くて好き」と言ったら興味を持ち、「マイクラのサバイバルみたい!」と
気に入って読んでいました。
この本と同時期には『海底2万マイル』なども読んでいました。

本屋さんにたくさん並べてあったのを見つけ、
なんとなく購入したら気に入った銭天堂。
連作短編、バッドエンドもたまにあるというのが
楽しかったみたいです。
この『銭天堂』シリーズは、今でも新刊が出ると読んでいます。
アニメもあるので、親しみやすいかもしれないです。


源平合戦の話をしたことがあり、
もしかしたら興味を持つかもなあと思って借りてみたら
はまったシリーズ。
小5の頃に読んでいた記憶があります。

仙人について不老不死と数多の術を己のものとした仙人ギツネ・白狐魔丸。
彼が日本史上の大事件や英雄たちと遭遇し、
なぜ人間同士が殺し合うのかという問いの答えを探しつつ
時を旅する大河ファンタジー。

Amazon内容紹介より

テーマが難しく感じますが、長男は気に入ったようでした。
ちょうど戦国武将も好きになっていた時期だったので、
タイミングよく読めたのかもしれません^^

小6になったばかり、ちょうどコロナで学校が全国一斉休校になった頃に
読んでいたシリーズ。
全3巻。
芦田愛菜さんが『まなの本棚』で紹介されていました。
古事記を下敷きにした、学園異能ファンタジー。

小6後半~中学1年で読んでいたのは、この
『パーシージャクソン』シリーズ。
シーズン1・2・3とあります。
それぞれ5~6巻あり、1冊が500ページを超えるボリューム。
昨年、シーズン3が完結しました。

さいごに

ゾロリばかり読んで他の本に興味を示さななくて・・・とか、
ゾロリのような本だと字の多い本を読めなくなるのでは・・・という
意見も見かけます。

けれど、ゾロリシリーズは東大生が小学生時代に読んでいた本の
上位にランクインしていたり、
我が家の長男のような子を見ていると、
必ずしもそうではないのでは・・・と思います。

ゾロリのあとに読む本・・・と考えるよりは、
ゾロリと並行して他の本も楽しめる環境があるとよいのかな?
あまり焦らず、見守っていけたらいいですよね。

中学生の長男、これからどんな本に出会っていくのでしょうか。

読書仲間として、一緒に楽しんでいけたらいいなと思います。

*その後、中学3年生になった長男が読んでいる本をまとめました↓*


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