東大生が小学生時代に読んだ本【プレジデントFamily2018年秋号より】

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こんばんは。

絵本や児童書を買う時、どの本を買うか迷うことってありませんか?
私はこれまで1600冊の絵本を子どもたちと楽しんできましたが、
まだまだどの本を読もうか、買おうか、迷うことがあります。

そんな時にとても参考になるのが、おすすめの絵本や児童書がのっている雑誌や本。

先日、本屋さんで見かけた雑誌も楽しそうな絵本や児童書の特集をしていたので購入しました。

この雑誌では、東大生にWEBで「小学生時代の愛読書」についてアンケートを取ったランキング上位の本の紹介や、
現役の先生や塾講師の「5教科が大得意になる本」、
トップ中学合格者の書棚拝見など、子どもの本に関する情報が盛りだくさん。

その中でも私が特に気になった特集について、レビューしていきます。

2020年版プレジデントファミリー秋号のレビューはこちら↓↓↓
東大生が小学生時代に読んだ本【プレジデントFamily2020年秋号より】

↑↑↑最新号はこれまでのまとめも掲載されています!

目次

ぼくらを賢くしてくれた最強の本

現役東大生192人にアンケート。
東大生が小学生におすすめしたい本!

『ハリー・ポッター』シリーズ

有名なハリー・ポッターシリーズ。
はまるとやめられませんよね。
映画化もされていて、ファンタジーが大好きな人ならずとも、一度は読んだり見たりしているのではないでしょうか?

私はファンタジーが大好きなのですが、なぜかこのシリーズはまだ読んでないんです。
そろそろ読んでみようかな。

児童文学としては異例の長さながら、その世界に一度引き込まれてしまえば
読み切るまで本を片時も手放すことができないシリーズ。

この文章量を小学生のときに読むこと自体が有意義なこと(文一・男)

余談ですが、私はこちらのシリーズが大好きです。

『オズの魔法使い』もシリーズで、全15巻あります。
ハリー・ポッターシリーズよりも少しやさしめの文章で、挿し絵もかわいらしい。
ボリュームは多いですが、低学年でも読書量の多い子は読めます。

長男は小2の冬休みの1週間ほどで、15冊全て読み切りました。

最初のとっかかりとしては、短編集をあつめたこちらがおすすめ。


長男も、まずこちらを一緒に読んで興味を持ったので、1巻を読み始めました。

『かいけつゾロリ』シリーズ


半年に1冊のペースで発行されて、昨年30周年をむかえました。
なぜか一部の保護者や書店からは歓迎されないゾロリシリーズ。

でも、東大生もたくさん読んできた、子どもに大人気のシリーズです!
特に幼稚園の年長くらいから小学校低学年の子どもたちにおすすめ。
うちの長男・次男も大好きですよ♪

ちなみに、ゾロリばかり読んでいた長男、中学2年になった今では、
東野圭吾さんや小川洋子が好きな読書好きになっています。

こちらに小学生~中学生の読書の変遷を記録しました。
よかったら読んでみてくださいね。↓↓↓

ゾロリばかり読む少年のその後。ゾロリ以外に読んでいた本も紹介します♪

本を読むって楽しい、と思い始めることができる(理一・男)

『ズッコケ三人組』シリーズ

懐かしのズッコケ三人組!
男子三人組のお話です。
私自身はあまり興味がなかったのですが、現在小4の長男はちょうど今、はまってます。
図書館にも必ずそろえてありますね。

1978年の第1巻から、2004年の第50巻『ズッコケ三人組の卒業式』まで続きました。

2005年には読者からのリクエストに応えて中年になったズッコケ三人組、『ズッコケ中年三人組』が発行され、
2015年に三人が50歳になったことから書かれた『ズッコケ熟年三人組』で完結しています。

小学生に親近感のあるテーマを扱っていて、自分たちの日常もこんなふうに
ワクワクしたものになるのではないかと夢を与えてくれる(経・男)

『都会(まち)のトム&ソーヤ』シリーズ


中学生コンビが活躍するシリーズ。

頭脳明晰な創也と平々凡々?な内人。
二人の知恵と工夫の新・冒険記!だそうです(まだ読んでない)。

中学生が主人公ということなので、高学年向けかな?
こちら第1巻が2003年の発行で、2018年3月の第15巻までで
累計150万部発行の人気シリーズです。

2015年には漫画化されています。

内容も文章も読みやすく、誰にでも楽しめること間違いなし。(理一・男)

『ぼくらの七日間戦争』シリーズ

なんとこちらも懐かしい。
私は角川文庫で読みました。

角川つばさ文庫では、24作品出ていますね。

中学生の男子が廃工場に立てこもり、子どもと大人の戦いがはじまります。
奇想天外な作戦や本当の誘拐事件もからみ、どんどん読みすすめたくなる面白さ。
映画化もされましたし、読んだ方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、うちの長男(小4)が今年の夏にはまって読んでいます。

小学生のときは大人に叱られることが多く、自由なようでどこか自由でいられないことも
多いが、この本は自分にはできないけれどできたらワクワクすることが描かれていて、
主人公たちの気持ちに共感できる。高学年におすすめ。(理一・女)

その他、ランキング上位の本

ここまでで3位までのようです。
何冊かあるので同率3位とかだろうか・・・

このあと6位までに7冊紹介されています。(どういう数え方?なのかな・・・)
ざざっと挙げていきます。


星新一さん。長男も好きで小3のころによく読んでいました。


↑シャーロック・ホームズは、雑誌掲載のものと同じ本が見つからなかったので、私が以前に図書館で借りたシリーズをのせます。

ファンタジーや冒険ものが多いような感じですね。

その他にも7位以下として、ジャンル別に35冊、紹介されています。

5教科が大得意になる本

学習塾や学校の先生による、教科別おすすめ本!
たくさん紹介されていますので、その中でも「これ、いいなあ」と思った本を紹介します。

算数

算数の本を紹介されているのは、幼児さんすう総合研究所代表の大迫ちあきさん。


この本、昔読んだな~・・・内容忘れてしまっているぞ・・・
もう一度読み返します・・・はい。

大迫さんは、本誌の中でこのように話しています。

算数好きは家庭でつくられます。算数の感覚を身につけるには、
日常に数や形に親しむ体験があることが大切。

おススメのグッズは、サイコロ、トランプ、カレンダー。
なるほど。

そんな大迫さんがおススメする本は。


半分や倍といった分かりにくい感覚は、絵本で学ぶのも楽しいものです。

ちなみに、私のおススメが下記の絵本↓。
1粒が倍の2粒になり、次の日には倍の4粒に。
どんどん倍になっていくのが圧巻です。


3年生に読み聞かせしましたが、大盛り上がりでした!

他には、そろそろ買おうと思っていたこちらや

3歳ころから楽しめる絵本などの紹介もありました。

国語

国語の本を紹介してくれるのは、花まる学習会の平沼純さん。


この本、持ってます。なかなか良い本です。
そのうちレビュー書きます。

平沼さんは、このように話しています。

国語で伸び悩む子には、主人公の感情のほか、そもそも問題で何を聞かれているのかを
正しく読み取る力が足りない場合が多くあります。

力をつけるには、言葉の表現に対する興味を高め、語彙を増やすことが大切、と。

そして、おススメの本はというと、


言葉の図鑑や、


これ楽しそう♪「1本」と数えるものは350種類以上あるそうですよ!

そして、こんなことも仰っています。

子供は押し付けがましさを感じると読もうという気持ちがなくなってしまいます。
親御さんが読んでみて面白いと思った本があれば、それを『分かち合おう』と思う
ことが大切です。
10歳くらいまでは読み聞かせ、高学年の子には『面白いよ』と言ってさりげなく
渡してみる程度で十分です。
たった一冊との出会いで本好きになることがあります。

なるほどなるほど。
確かに、うちも『オズの魔法使い』は私が大ファンで、「おもしろいよ!」と勧めたのがきっかけでハマったんですよ。

「読み聞かせで賢い子に」とか、「親は好きじゃないけど、子どものために読まなきゃ」とか、
あんまり考えない方がよさそうです。

理科

理科の本を紹介してくださるのは、科学読物研究会の皆さんと宮内主斗さん。
宮内さんは公立小学校の先生で、『理科授業づくり入門』(明治図書出版)や
『おもしろ理科こばなし』(星の環会)などの本を書かれております。

本を通じて科学的な考え方をなぞっていく経験を積むことで、現象の理由を考えたり
類推したりする力が身につくのだと宮内さんは言う。


これは読んでみたい!
最近、長男と一緒に「原子」「分子」について話すことがあるのだけど、
なかなか難しいからな。

この本は、「科学者が言っていることは本当かな?」と素人目線で疑問を投げかけ、
「科学は信用できて、役に立つ」と感じることができる本です。

ということです。
子どもの興味をひきそうな本です。

そして、これ。


「小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙」で見事第一位になった本です。

進化した結果できてしまった残念部分に、スポットをあてた本。
NHKでも夏休みにアニメ化されて放送されてました。

ちなみに、うちの長男(小4)が好きなのは


『ざんねんないきもの事典』と同じ、今泉忠明さんの本。
絶滅した生き物が延々とのっています。
「デコりすぎて絶滅」とか・・・涙

他にもいろんな本が紹介されていました。

(おもしろい科学実験図鑑を発見したので、レビュー書きました)

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社会

社会の本は、お茶の水女子大学附属小学校 社会科部会の先生方。

どちらかというと、図鑑のような本や地図の紹介が多めです。
うちはあんまり図鑑読まない子たちなのだけど、のっているものを一通り読んでみたくなりました。
特に気になったのは、こちら。


日本各地の食べ物♪


いろんな仕事場がていねいに描かれていて、圧巻!


今年亡くなられた、かこさとしさんの絵本。
奈良時代と大仏についてかかれています。
来月奈良に行くので、読んでおきたいな。

英語

英語の本は、立教大学教育学部教授の金森強先生からの紹介。
金森先生は、小学校英語の学習指導要領の作成にも関わっておられます。

金森先生からはこんな言葉が。

最近は早期教育によって、学校で授業が始まるころには”英語ギライ”に
なっている子がいます。
そうなるとなかなか伸びないので、キライにだけはしないでほしい。

うう。うちの長男が、まさしくこれ(ちょっと違うけど)。
長男が幼稚園生のころ、ママ友さんから「子ども向けの英会話教室を開くので来て~」と
お誘いをうけて、
暇だし英語に親しめればいいかな♪と軽ーい気持ちで参加。
ところが!
「幼稚園の子はお母さんとは一緒に入れない」と言われ、
私はおうちの前で、「お母さんと一緒にいたい!」泣きわめく長男をそのママ友に預け、
1時間後にまたお迎えにいくことに。

迎えに行った時は機嫌よく遊んだりしてましたが、
次のレッスンの前になると「もう行かない!英語なんて大嫌い!!」と泣きわめくように。

英語が難しいとか楽しくない云々よりも、「お母さんと一緒じゃないなら、やらない!」ということで。
それ以来、小4の現在まで英語はほとんどやっていません。
(今、少しだけ始めています。それはまた後ほど)
↓小6現在の英語の学習の記録書きました↓

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小学校高学年から始める英語 今年度から、小学5,6年生で英語が教科になりました。 学校では「話してコミュニケーションをとる」というのが勉強の主な目的のように感じますが、教科書を読んだりノー...

まずは「外国に行ってみたい」とか「外国の人と友達になって話をしたい」という
気持ちをはぐくめる本を、一緒に楽しみたいですね。


めくるのが楽しい本や、


塗り絵を楽しめる本。


ページの上と下を別々にめくることができる本。
ミスマッチな料理が楽しめます♪

他にも、多読シリーズや言語学の入門書の紹介がありました。

まったく読まない子を本の虫にする方法

こちらの記事は、日本トップレベルの学校、開成中学校・高等学校の校長先生である
柳沢幸雄さんが、「まったく読まない子を本の虫にする方法」について書いています。

読書とは?

そもそも、読書って何でしょう?
我が家の広辞苑にはこのように書いてあります。

読書(トクショとも)
書物を読むこと。

そのまま、ずばりです。
でも、読書って、書物を読んで知識を得るとか、心を育てるってことだと思っていました。
心ゆたかな人になってほしいと、子どもに読み聞かせをする人もいますよね。

柳沢先生はこう話します。

読書とは、文字を読むことです。
大事なのは、何を読んでいるかではなく、楽しんで読んでいるか。
文庫本や新書など活字が並んだ本を読んでいなくても、極端な話、
興味を持って読んでいるなら看板の文字だっていい。

うん、なるほど。
楽しんで読めれば、それでOKってことね。

東大生が本好きになったきっかけ

楽しめればOKと言うけれど、楽しんで読める、本好きになるきっかけは様々。
東大生が本好きになったきっかけが、色々のっていました。

・仲のいい友達が楽しそうに読んでいて、影響されて読みだしたこと。

・絵本か文字いっぱいの本しか知らなかった小学1年生のとき、その中間に位置するような「かいけつゾロリ」シリーズを読んでみたらおもしろかったから。

・中学校の図書館の空気が好きだった。読んだことのない本に囲まれて、自分一人でもひらける世界がこんなにあるんだとワクワクした。

・小学生の間も毎日寝る前に読み聞かせをしてもらったこと。

本当にいろんなきっかけがありますね。

ちなみに私は、小さいころに読み聞かせをしてもらった記憶はありませんが、
小学校の図書館の空気が大好きだったことが、読書好きになるきっかけでした。
今でも図書館や本屋さんに住みたいくらい、たくさんの並んだ本を見るのが好きです。
本誌に有名私立学校の図書館がのっているのですが、すばらしい!の一言。
私なら一日中いられる図書館ばかりです。

まき餌?

では、子どもが本好きになるにはどうしたらいいのか?

それは・・・まき餌です!

え?まき餌?

どういうこと?柳沢先生・・・?

子供が食いつく餌の種類は親でもわかりませんから、いろんな分野の本を買って
まいてみます。
絵本や漫画、ゲームの攻略本でもなんでもいい。
好きそうなものを買っておいておびき寄せて、食いついたらしめたものです。
こうして子供はある日、突然、読書をし始めます。

ああーそういうこと。

この本は、小学生以上のお子さんを持つ保護者向けなので、小さいお子さんとまき餌の
種類が変わってきますが、基本は一緒ですよね。

私も、子どもが「興味を持ったのかな?と思われること」に関する絵本をたくさん読んできました。

電車が好きなのかな?と思ったら電車の絵本。
「お空がきれいだね~」と子どもが言ったら、空の絵本。
子どもがこけてかさぶたが出来て、「これなに?痛いよー!」と言ったら、かさぶたの絵本。

こんな感じに絵本を選び、私も読みたいなと思う絵本を混ぜておいたりしてます。

柳沢先生がおススメする、もう一つのまき餌。
それは、

両親が読書する姿。
落語の本を読んでゲラゲラ笑っていたり、夫婦で本の内容について楽しそうに話し合って
いたら、子供も自然と興味を示します。

「この本おもしろい!」と楽しそうに親が読んでいる姿が、本への興味をさそうかもしれませんね。

やっぱり、楽しそうなことは自分もやりたいですもんね。

我が家も夫・私と読書好きです^^

何のために本を読むか?

本誌の最初のほうに、こんなアンケートが載っていました。

小学校時代、何のために本を読んでいましたか?

本の内容を楽しむため
東大生・・・89%
全国の小学生・・・72.3%

成績をあげるため
東大生・・・2%
全国の小学生・・・14.5%

東大生の読書って、成績を上げるためじゃなくて、楽しみのためのものなんですね。

西岡壱誠さんの著書、『東大生の本棚』も読みましたが、
同じようなことが書いてあってびっくりしました!
https://mikan-ehon.com/toudaisei-hondana/

感想

私自身も読んだことがない、面白そうな本がたくさん紹介されていて、ワクワクしました。

小4の長男、まだまだ絵本の読み聞かせもしますが、最近はどちらかと言うと
「読書友達」になってきています。

「この本おもしろい!」と言い合いながらシェアできそうな本が多いなと思いました。

読書の秋。
楽しんで読んでいきたいですね。

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